株式会社小野工芸社 様
JUPITAインタビュー
本日はJUPITA事業責任者の三輪が株式会社小野工芸社の鈴江部長と制作部の柴田様にインタビューさせていただきます。どうぞよろしくお願いします!
JUPITAを利用した経緯
「発想し、計画し、実現します。」を合言葉に渋谷駅前開発プロジェクトの店舗内装工事や米国大手医薬品メーカーのブースなど注目物件を数多く手がける。
鈴江部長: 昨年末に空港関係の現場で、設計会社よりL型造作の直角精度を上げるように指示がありました。軽鉄ボードの在来施工だとコーナー&パテではキレイな直線出しが難しく、どうしても膨らみが気になる。
金物、人工木等で組合せを考えたんだけど、取合いを考えたらやっぱり石膏ボード材かなと。
そこで、元請けのディスプレイ会社に相談してJUPITAを教えてもらい、カタログを見たらコレは使えるかも!って思いました。その後は御存知の通り、矢印型の間接照明だったりと弊社はリピートしてますよね(笑)
三輪: いつもご用命ありがとうございます!
経緯を初めて知りました!弊社本業が施工会社なので分かるのですが、現場施工で完璧な直角精度を求められると厳しいですよね…。
そんな時はJUPITAがお役に立てると思います!
鈴江部長: もう様々ですね。
例えば、壁ルーバーでも湾曲している大型のRルーバーだったり、3次曲線、球体に近い形状もあったりと、この業界は凝ったものが中心です。
近頃では、薄く尖らせるといったエッジが効いた要望も増えているのではないでしょうか。
デザイン重視ですから、既製品をそのまま使えるケースもほとんどない。
オーダー制作になるので、素材からの検討が多いですが、それも重要です。
三輪: ゼネコン工事の内装とは違い、ディスプレイ業界はデザインに特化してますから一つ一つのこだわりが多く大変だと思います。
JUPITAとしては、石膏ボード製ルーバーがあり、形状に自由度が高くて好評です。
間接照明などは、必要ない厚みは削ったり、逆に厚みを増やしたりと対応範囲が広いので、まずはご相談ください。球体は、まだちょっと製作コストも含め難しいです(笑)
鈴江部長: JUPITAの材料の使い分けで感動したんだけど、石膏ボード以外の材料(ケイカル、FGボード)を組合せたりして、要求しているデザインと寸法にマッチさせる技がすごい!
三輪: ありがとうございます。我々はどうしたらお求めのデザインに近づけるかを考えていますので、石膏ボードにこだわらず、不燃材を基本に使えるものは迷わず使っています。
職人に役立つ製品は、現場のみんなを笑顔にさせる!
~ 笑っちゃうくらい使える製品!と最高の評価~
柴田さま: ユニット番号入りの割付図を作ってくれたり、ジョイントの仕組みだったり、取付ける現場の職人からも簡単に取付けられるってかなり評価高いですよ。精度も良いし、職人の立場にたって作り込まれている親切な商品だって聞いています。
あと、入隅・出隅のコーナーユニットは本当に良いです。取付け簡単だからスピーディーで、職人さんをイライラさせない(笑)
鈴江部長: そうね、難しい部分だからこそ、みんなニコニコして現場の平和に繋がる(笑)
私は、職人がスイスイ取付けているのを下から見上げるのが好きです。
それに細かい部分まで描かれた施工図も親切で、職人も分かりやすく図面を渡すだけでOK。
他業種の図面って別途、これも別途かよって!がっかりな記載多いけど、JUPITAは含む部品やら副資材まで付属してくるのが、素晴らしいよね。あれはホントに感心しています。
三輪: みなさん喜んでくれてたんですね、我々の励みになります!
形状提案も含め、我々しか分からない部分が多いので、細かく丁寧に考えるようにしています。
なによりも職人さんからの評価が嬉しいですし、時には厳しいご意見も、製品改良の参考になりますので、どんどんご意見をお願いします!
鈴江部長: 内装構成は石膏ボードがほぼ基本じゃないですか?
取合いに異素材を組み合わせると収縮率が違うから、いくらキレイにパテ修正をしても経年で、ひび割れが起こるケースは、我々も承知していていつも苦労していました。
わかっていながらも収めているのが現状で、それを割り切って承認する場合が多い。それが石膏ボード製のJUPITAが登場して、造作の認識がガラッと変わった気がします。
三輪: お打合せでよく耳にする話で、大変ありがたいですね。
塗装仕上げなどは素材違いで、発色が変わるのを気にされるともお聞きしますね。
石膏ボードだから取合いが最高というのは、私も後から知った副次的な効果ですが、説明に使わせていただいてます(笑)
もっと早くJUPITAを知りたかったよ!
~WAVE-Sルーバーの事例を見て~
鈴江部長: 現場で今検討しているルーバーのようなものがあり、6mm程度のうすい素材を探していますが、JUPITAだったらどんな提案ができますか?
三輪: 石膏ボードですと、通常は9.5が一番薄いです。それを貼り合わせた厚みの物が薄いのですが、見付6mmとはすごく薄いですね!
不燃認定品ではないですが、7mmボードでも制作が可能と思われますが、慎重にモックアップ検討が必要になると思います。
鈴江部長: 薄いケイカル、メラミン板3mmとかでもルーバーは可能ですか?コストも気になりますね。
三輪: 野縁受にクリップ止めできるオリジナルのYバー材がございます。いろいろな材料に貼り合わせ可能で、デザイン性の高いモノにもお役に立てると思います。
コストについてですが、JUPITAは、もともと一点物が多く、全てオーダー型ですが、高額な金型を必要としません。素材も安価な石膏ボードが中心ですので、他商材と比べコストメリットはあると評価をいただいております。
三輪: 直近のJUPITAでは、2種類の新商品を発表しております。《 新JP-K9.5(12.5)不燃 》《 Edge30/45 》2種類ともシンプルな構造で、取付けもより簡単にした天井止め付けOnlyの商品です。特にEdge30/45は、常備在庫も視野に入れた寸法固定形状品と考えています。
柴田さま: 天井面の取付けだけで取付けOKが簡単で良いです!職人受け良いのは間違いない! Edgeの方は電気業者もマグネットで位置決めできるし、最高じゃないですか!
鈴江部長: これは素晴らしい、ただただシンプルでカッコいい(笑) ぜひ、常備品にしておくべき商品ですよ! 設計屋さんにも響くと思いますよ、スペックされると思う。 最適な照明器具の種類、メーカーなども一緒に提案してくれたら尚更いいですよ。 気になるコストはどうなんでしょうか?
三輪: デザイン性を落とさず、製作手順をシンプルにしていますので、どの比較造作よりもお安くご案内できると思います!
柴田さま: こんな便利なモノができたのに、これ以上求めても良いのかなーって思います(笑)
あえて言わせてもらうと納期ですかね?
鈴江部長: まさに(笑)
オーダーの造作は時間が掛かるのは分かります。それに合わせて内装工事の忙しい時期も被るだろうし、大変ですよね。
三輪: JUPITAは、おかげさまで全国からご案件を頂けるまでに成長しております。
昨年度より、日建スチールJUPITA関西工場も本格稼働をしておりますので、早くお届け出来る環境を構築していきます。
鈴江部長: 精度よし、図面よし、値段良し、あとは現場から要求される納期だけですね。
良いものは、ずっと選ばれていくと思います。新商品の常備品で、納期対策もできたら良いですね。応援してますよ、一緒に頑張りましょう!
三輪: たくさんの嬉しいお言葉ありがとうございます。
本日はお忙しいところありがとうございました!